地方でも“デジタル”が当たり前の時代に
いまや企業規模や地域を問わず、インターネット上での発信力がビジネスの成果を左右する時代になりました。
かつては「うちは地元密着型だから」「口コミで十分」といった声もよく聞かれましたが、実際には徳島や四国のような地方でも、デジタルを活用して販路を広げている企業が増えています。
とはいえ、「何から始めればいいか分からない」「人も時間も足りない」というのが中小企業の現実ですよね。
そこで今回は、ウズシオが実際に支援してきた経験をもとに、まず最初に取り組むべきデジタルマーケティング施策を5つにまとめて紹介します。
① Googleビジネスプロフィールで“見つけてもらう”

まずは無料で始められる最強の集客ツール、**Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)**です。
これはGoogle検索やGoogleマップで「徳島 鉄工所」や「鳴門 工務店」といったキーワードを検索したときに表示される、店舗や会社情報のこと。
登録しておくだけで、地元の人に見つけてもらえる確率がぐっと上がります。
さらに、営業時間・写真・口コミ・最新情報を更新することで「活発に動いている会社」という印象を与えられます。
💡ポイントは、月に一度は写真や投稿を追加すること。
最新の情報を発信し続けることで、Googleの評価も上がりやすくなります。
② 自社サイトのSEO対策を整える
次に取り組みたいのが、自社サイト(ホームページ)の見直しです。
「会社案内として作ったけど、更新していない…」というケースは非常に多いです。
しかし、SEO(検索エンジン最適化)の基本は「定期的な更新」と「構造の整理」。
Googleは“新しい情報”と“分かりやすい構成”を好みます。
具体的には:
- タイトルや見出しに「徳島」「中小企業」「業種名」など地域+業種のキーワードを入れる
- ブログで事例やノウハウを発信する
- 画像にaltタグ(説明文)をつける
といった基本を押さえるだけでも、検索順位は確実に上がります。
SEOの目的は「見てもらうこと」ではなく、「知ってもらうこと」。
会社の信頼性や実績を伝える場として、自社サイトを“育てる”感覚が大切です。
自社のサイトのSEO状況をチェックできるWebサービスがいくつかありますので、ぜひチェックしてみてください。
>PageSpeed Insights
>Seobility SEO Checker
>SEMrush Site Audit
③ SNSで“会社の温度感”を伝える
SNSは「広告」ではなく「人柄を伝える場所」として使うのがポイントです。
InstagramやX(旧Twitter)、Facebookなど、どれも無料で始められ、発信の頻度次第で確実にファンを増やせます。
特に中小企業や職人さん、メーカーの場合は、現場のリアルな様子や社員の人柄を発信するだけでも大きな価値があります。
たとえば:
- 製品ができるまでの裏側を写真で紹介
- 社員の一言コメントや日常風景
- お客様の声や納品事例
こうした投稿は、「この会社なら信頼できそう」という心理的な距離を縮めてくれます。
SNS運用のコツは、完璧を目指さないこと。発信の“継続”こそが最強のブランディングです。
④ 小額でもできるGoogle広告・SNS広告
「広告なんて大企業しかできない」と思われがちですが、実は1日500円からでもスタート可能です。
Google広告やMeta(Instagram/Facebook)広告は、地域や年齢、興味関心などを細かく設定できるため、無駄なく配信できます。
特に地方企業におすすめなのが「エリアを限定した広告」。
徳島県・香川県など、配信エリアを絞ることでコストを抑えながら効果を最大化できます。
また、広告の効果は数値で見えるため、感覚ではなくデータで判断できるのもメリット。
ただし最初は設定が少し難しいので、慣れるまでは専門家にサポートしてもらうのもおすすめです。
⑤ 補助金を活用してデジタル投資を進める
デジタル施策を始めたい企業にとって心強い味方が、各種補助金制度です。
たとえば「小規模事業者持続化補助金」や「IT導入補助金」などは、ウェブサイトの改修や広告運用費も対象になります。
「うちは製造業だから関係ない」と思われがちですが、最近は“販売促進”や“情報発信”を目的にした取り組みも広く認められています。
実際、ウズシオが支援した企業でも、補助金を活用してサイトをリニューアルし、受注が増えた事例があります。
補助金は書類が多くて難しそうに見えますが、ポイントを押さえれば申請は十分可能です。
まずは**「どんな目的で使いたいか」**を整理するところから始めましょう。
まとめ:デジタル活用は“継続”が最大の差別化
デジタルマーケティングの世界では、即効性よりも「続けること」が最大の差別化になります。
特別な技術や大きな予算がなくても、コツコツと情報を発信し、改善を積み重ねる企業が確実に成果を上げています。
地方だからこそ、発信している企業はまだ少数派。
だからこそ、いま始めることで大きな先行者優位を得られます。
ウズシオでは、徳島・四国の中小企業に寄り添いながら、
「マーケティングを一から始めたい」「戦略と実行をセットで相談したい」「社内にそんなリソースがない」
といった企業様の伴走支援を行っています。
💬 デジタルの力で、地元から全国へ。
まずは一歩、小さくても確実に踏み出してみましょう。
徳島・四国の中小企業を伴走支援します。
まとまっていなくても大丈夫!まずは話しましょう!

