ウズシオは中小企業の業務効率化やDX推進を目的とした 業務改善・システム開発支援を行っています。 既存の業務フローを分析し、整理・整頓からシステム要件定義、 RedashやGASを活用したデータ分析・自動化まで対応します。

現場の課題整理からはじまる、実践的なシステム開発

システム導入で成果を出すために大切なのは、ツール選定よりも「現場の整理」です。ウズシオでは、まず現在の業務を細かく分析し、「やらなくていい業務を減らす(整理)」「まとめられる業務を統合する(整頓)」というプロセスからスタートします。

この整理整頓を経て、最小限の業務フローで最大の成果を生む構造をつくり、その後にシステム設計・要件定義へと進みます。現場に合わせて動く、現実的な仕組みをつくるのが私たちの仕事です。

もともとマーケティング支援(ECサイト運用・動画制作など)で関わっていたクライアントですが、経営環境をヒアリングする中で、

「決算を迎えないと正確な売上や在庫がわからない」
「販売形態の異なる売上の統合や分析がまったくできない」
「導入済みの販売管理システムを使いこなせていない」
「過去から引き継いでいるがやらなくても良い業務が散見される」

という課題が見えてきました。そこで、現場の業務を一から見直し、“使いやすく・見やすく・つながる”販売管理システムを再構築しました。

改善プロセス

STEP
業務分析・整理整頓

各担当者の作業内容をヒアリングし、不要な業務を削減。まとめられる業務を一元化し、シンプルな業務フローを設計。また、社内で乱立する業務や管理に係るエクセルファイルをすべて分析し、そちらも整理整頓を行いました。

STEP
要件定義とシステム設計

ECサイト・掛け売り・スポット販売など、販売形態の異なるデータを統合管理できるように再設計。現場で使いやすい画面構成とデータ構造を定義。独自伝票への出力を要するイレギュラーな注文や特注対応にもフレキシブルに対応できるよう、CSVの取込や出力にも対応させています。

STEP
データ連携・可視化の仕組みづくり

販売データをMySQLデータベースで一元管理し、Redashを用いて自由な数値抽出・分析を実現。Redashの集計結果をGoogle Apps Script経由でスプレッドシートに自動出力し、毎日メールでレポート送信。リアルタイムで売上・在庫を把握できるようにしました。

開発構想とUI画面

効果と成果

この仕組みにより、

単なるシステム構築ではなく、業務の見直しから始めたことで継続的に使われる仕組みを実現できました。

一般的なシステム会社のように、最初からシステム設計を行うのではなく、「現場が抱える本当の課題」を見つけ、そこから整理・設計・実装までを一貫して行います。目的は“業務を減らすこと”であって、“システムを増やすこと”ではありません。だからこそ、現場に定着し、成果を生み出す仕組みになります。

販売管理や在庫管理など、「今のシステムが使いこなせていない」「もっと現場に合う仕組みにしたい」という企業さまは、ぜひご相談ください。現場を知り、経営を見える化するところからご一緒します。