地方企業にこそ“成果の出るサイト”が必要な理由
「ホームページは作ったけど、問い合わせがこない」
「何をどう改善すればいいか分からない」
――徳島や四国の中小企業から、こうした声をよく聞きます。
せっかく費用をかけて立ち上げたのに、更新されないまま“名刺代わり”で止まっているケースは少なくありません。
しかし、ここ数年で顧客の行動は大きく変わりました。
何かを決める前に必ず検索し、SNSや口コミで評判を調べ、Webサイトを見て信頼できるかを判断します。
つまり「サイトで選ばれるかどうか」が、問い合わせや採用、取引の分かれ目になっているのです。
都市部ではこの流れが当たり前になっていますが、地方ではまだ「紹介」や「既存取引」への依存が強いのが現実。
だからこそ、“発信できる会社”が圧倒的に有利になります。
情報発信を仕組み化した企業ほど、新しい取引先や採用で成果を出しています。
今の時代、**ホームページは“営業ツール”でもあり、“採用窓口”でもあり、“信用の証”**でもあります。
言い換えれば、「見てもらう」だけではなく「行動してもらう」ことを設計する場所です。
この記事では、ウズシオが中小企業支援の現場で実践してきた中から、
成果を出すためにまず取り組むべき3つの改修ポイントを紹介します。
① 目的を明確にする ― サイトの役割を決める
多くのホームページがうまく機能しない理由は、目的があいまいなまま作られていることです。
「会社の紹介」「商品を見せる」だけでは、ユーザーが次に何をすればいいか分かりません。
まず整理すべきは、
- 誰に見てほしいのか(ターゲット)
- 何を伝えたいのか(価値)
- どんな行動をしてほしいのか(目的)
の3点です。
たとえば製造業なら「見積もり相談」や「サンプル依頼」、サービス業なら「お問い合わせ」や「来店予約」。
目的が決まれば、ボタンや導線の配置も自然と決まります。
また、サイトのトップページで「この会社は何をしているのか」が3秒で分かる構成も重要です。
メインコピーや画像の見直し、ナビゲーションの整理だけでも、離脱率が大きく変わります。
② コンテンツの質を上げる ― SEOと読みやすさを両立
次に大切なのは、中身(コンテンツ)を整えること。
検索エンジンは「ユーザーに役立つ情報」を重視しており、徳島や四国といった地域性のあるキーワードは特に上位化しやすい傾向にあります。
まずは、自社の強みや事例を具体的に書きましょう。
たとえば、「配管ジョイントの加工技術」よりも「徳島県内の建設現場で採用されている配管ジョイントの加工技術」と書くほうが検索に強く、地域性も伝わります。
SEOの観点では:
- 各ページにひとつのテーマを明確に持つ
- H2/H3の見出しにもキーワードを入れる
- 画像にalt(代替テキスト)を設定する
- 内部リンクで関連記事に誘導する
といった基本が大切です。
加えて、**“人が読んで分かりやすい文章”**であることも忘れてはいけません。
「SEOのためにキーワードを詰め込む」より、「読者が理解しやすい」ことが最優先。
伝わる文章が、結果的にGoogleにも評価されます。
③ デザインと導線を整える ― ユーザーが迷わない構造へ
「デザイン=見た目」だけと思われがちですが、実は**“成果を生む導線設計”がデザインの本質**です。
どんなに見た目が美しくても、問い合わせボタンが分かりづらければ意味がありません。
特に今はスマホユーザーが8割近くを占めるため、
- フォントサイズ・ボタンサイズをスマホ基準に最適化
- ページの表示速度を軽くする(画像の圧縮など)
- 問い合わせボタンを常に目に入る位置に配置
といった点が大切です。
また、「フォームが長すぎて途中で離脱される」ケースも多いです。
名前・メール・内容だけのシンプルな構成にするだけでも、CV率(問い合わせ率)が上がります。
最終的には、見た目と使いやすさを両立させる“動線の美学”が求められます。
サイトの目的(①)と連動させながら、デザインを再設計しましょう。
改修は“大規模リニューアル”より“小さな改善の積み重ね”
ホームページの成果は、一夜にして生まれません。
しかし、目的を明確にし、コンテンツを磨き、導線を整える――この3つを続けていけば、確実に数字は変わります。
大切なのは「作って終わり」ではなく、「運用して育てる」こと。
小さな改善を積み重ねることで、いつの間にか問い合わせが増え、採用やブランド認知にも効果が出てきます。
ウズシオでは、徳島・四国の中小企業に寄り添いながら、
戦略設計から実行・運用まで、一気通貫のマーケティング支援を行っています。
「ホームページを改善したいけど、何から手をつけていいか分からない」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
徳島・四国の中小企業を伴走支援します。
まとまっていなくても大丈夫!まずは話しましょう!

