【支援事例】ECサイトの運用支援|サイト訪問者数+30%・売上+35%を実現

リニューアルを機に見直したECサイト運用

クライアントは、自社製品をオンラインで販売する中小メーカー様。
先代社長だったお祖母様が倒れられ、急遽お孫様である現社長が事業を引き継いだタイミングでした。
以前からECに注力していたものの、リニューアルに差し掛かり、サイト内容や運用方法などを抜本的に見直したい、とご相談いただきました。

ヒアリングの結果、特に課題となっていたのは下記のような点。

  • 商品情報中心で「読み物」が少ない
  • 検索エンジンに対する最適化が行われていない
  • WEBサイトの構成そのものがSEOフレンドリーではない
  • 社内にWEBに対する知見を持つスタッフが皆無

「なんとなく」で運営して、運好くうまく行っていたEC事業ですが、きちんと数字ベースで回していけるよう支援させていただくことに。
また、社内のスキル醸成も同時に進めることにしました。

施策内容:戦略設計から運用体制の再構築まで伴走

社外CMOとして、支援のロードマップはざっくりと下記のような流れです。

1. 現状の数値・環境分析

アクセス解析の実装すらできていない状態だったため、定量的な現在地がわからない状態でした。そのため、Google Search ConsoleとGoogle Analyticsを導入し、2〜3ヶ月の定量的な現状数値を把握。
また、メイン顧客となるターゲットの分析も同時に行いました。
流入しているキーワード分析を行い、「ユーザーが本当に知りたい情報」を軸にテーマを再定義。
自社商品を使用した「作例」の記事を増加させ、検索ニーズとのマッチングを図るという方向性をご提案。

2. ライティング・ディレクション支援

アクセス解析から拾い出した流入キーワードをもとに、ユーザーの興味関心が強い「作例」をベースとして、ウェブ記事とYouTube動画コンテンツの両輪で制作サイクルをスタート。
月1回の訪問時に動画撮影と写真撮影を行い、ビジュアルコンテンツも充実させることで、ユーザーエンゲージメントを向上。

3. PDCA運用と定例ミーティング

月1回の定例でアクセスデータを共有し、改善点や次の作例の協議などを行いました。
記事クリック率や離脱率を元にリライトを実施し、SEO効果とCV(購入率)を同時に改善しました。

成果:2年間でサイト訪問者数+30%、売上+35%

弊社が関わり始めた2019年5月〜2020年4月のデータがこちら。

2019年5月〜2020年4月のアクセス状況
2019年5月〜2020年4月の売上状況

そしてこちらが2020年5月〜2021年4月のデータ。

2020年5月〜2021年4月のアクセス状況
2020年5月〜2021年4月の売上状況

結果として、1年間の運用の結果、アクセスユーザー数+30%、売上+35%という結果になりました。

運用の一番の課題

ウェブサイトや広告の運用において一番の課題は「継続性」です。
継続的に実行、効果の検証、改善をしていかなければ、結果が出たかどうかもわからず、ノウハウの蓄積・社内のスキルの醸成にもつながりません。
担当者としては「これやって意味あるのかな」と思ってしまうと、モチベーションの低下にもなります。
弊社がご担当者様と伴走し、時には実行者として運用も行うことで、リソースとノウハウの少なさをカバーすることができます。

ECサイトのアクセスが伸びない、記事更新が続かない。
そんな課題を感じたら、外部CMOという選択を。


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